初法事

秋田の朝は雪崩の音で目覚める。
ざざざざっ・・・。
どーんっ！
屋根の雪が落ちる音が豪快すぎて目が覚める。
天然の目覚まし時計だ(笑)。

朝は早めに起きたが秋田の皆さんはとっくに起きてた。
僕が一番最後みたい。
申し訳ない。
何て思いながら朝ご飯をいただく。
薪ストーブで温めた味噌汁と鱒子ご飯。
「こんなんしかなくてごめんね～」
だって。
普段は食べれませんよ、こんなの(笑)。

さて、法事は朝から始まった。
以前も言ったが僕は身内がほとんど生まれる前に亡くなってたので経験がない。
とにかく緊張。
そんな緊張を解くように姪っ子（３歳）が住職を指差して
「アンパンマン！」
と叫んでくれた。
グレイトなシャウトに緊張感が無くなり楽に周りを見れるようになった。
助かったよ。

酒呑みで働き者だった84歳のお祖父ちゃんの法事。
色んな話が聞け色んな歴史が見れた。
以前は酪農もして、牛を売るときは泣いてた話、夜中遅くまで皆と呑んでも早起きして働く姿を回りが見て、働く強さを感じた話、初のひ孫が出来たとき、全介護になってたのに食事とトイレは自力っやるようになったことなど。
強さという言葉を知った気がした。

このあとは食事会。
酒を絡めて。
ダダミ鍋、鯨のぬた、豆乳汁、甘い赤飯に朝鮮漬、クコの実の寒天寄せ、キュウリとパインの酢の物に等々。
楽しい料理ばかりでした。
そしてまたお話。
正直秋田弁はわからなかったが秋田の歴史や、家の歴史を教えてもらえた。
そんな家の家族になれたのか。
しみじみ。

・・・。
・・・。
・・・。
あれっ？
部屋で寝てるぞ？
謎だ？


酔いつぶれただけですが(苦笑)。